東大寺南大門の見どころは金剛力士像(仁王像)だけじゃない

こんにちは!ならいく管理人の奈良人です。

東大寺南大門の見どころを紹介します。

南大門といえば金剛力士像が有名ですが、建築様式や狛犬も見る価値あります。

ざっくりと南大門について(歴史や大きさなど)

一番最初に立てられた時期は不明ですが、天平勝平4年(奈良時代)だと言われています。

平安時代に台風で倒壊しましたが、重源上人(ちょうげんしょうにん)により再建。正治元年(1199)に上棟、建仁3年(1203)に仁王像を安置しています。

1897年(明治30年)12月28日に、重要文化財に指定。1951年(昭和26年)6月9日に国宝指定されています。

柱は全部で18本、柱の高さだけで21m。南大門の高さは基壇上(石床の上)25.46mで、横幅は29mです。

奈良人

東本願寺の御影堂門には敵いませんが、東大寺南大門も大きな門ですね。

金剛力士像の立ち位置は左右逆

最近思うんです。昔はドリアン・イエーツみたいな体に憧れていたんですが、今はこの金剛力士像くらいの細マッチョな体系がいいかなって。

腹筋がバキバキに割れているわけじゃないけど自然かな~って思っちゃいます。

金剛力士像の大きさなど

南大門の最大の見どころといえば金剛力士像(仁王像)ですが、大きさは約8.4m、重さは阿形が6.7t、吽形が6.9tもあります。

寄木造りとう作り方で作られ、材質はヒノキです。

製作日数は69日という異例のスピードです。

近年の解体修理の際に像の中から見つかった文書によると、吽形は定覚(じょうかく)と湛慶(たんけい)、阿形は運慶(うんけい)と快慶(かいけい)が作ったと記されていました。

1952年(昭和27年)3月29日に国宝に登録されています。

奈良人

国宝の金剛力士像は日本で3体のみ。全て奈良にあり、東大寺の南大門以外では、東大寺の三月堂(法華堂)と興福寺の国宝館にあります。

金剛力士像の役割

大仏(盧舎那仏)を守る守護神として安置されているのが金剛力士像です。法具である「金剛杵(こんごうしょ)」を持ち敵が寺の中に入るのを防ぐ役割を持っています。

金剛力士像が左右逆のわけ

通常は向かって右が口を開いた阿形像(あぎょうぞう)、左が口をへの字にした吽形像(うんぎょうぞう)ですが、東大寺は左右反対に安置されています。

また向かい合わせになっているのも特徴です。

この理由として中国の宋時代の版画の影響を受けているといわれています。版画の中に東大寺の金剛力士像と同じ配置や構えのものがあるようです。

建築様式や狛犬も見どころ

建築様式

建築様式は「大仏様(だいぶつよう)」とか「天竺様(てんじくよう」といいます。

重源上人が宋(中国)から持ち帰りましたが、天竺だとインドと間違いやすいことからから今は大仏様と呼びます。

奈良人

「だいぶつよう」も漢字で書くと大仏様(だいぶつさま)になるので、ややこしいですけどね(笑)

貫を多用

台風や地震に耐えるため貫を沢山使っています。貫とは柱を水平に貫通する横木です。

天井板なし

天井板を張っていないので屋根裏の構造が丸見えなのも特徴です。

二重門

2階建てに見えますが、2階建てではありません。二重門といって屋根の下にもう一段屋根をつけた門のことをいいます。

ちなみに門ではなく、寺や塔の場合は「裳階(もこし)屋根」や「雨打 (ゆた)」と呼ばれます。

入母屋造

入母屋造(いりもやつくり)といって、よく田舎の豪華な家などに用いられる屋根の形です。

建築の勉強をしていた事があって実際に入母屋の模型を作ったことがありますが、構造的に作るのが難しいんですよね。

この構造の特徴は、耐風性は特に高いって事です。台風で倒壊してる歴史からこの構造にしたんでしょうか。

また雨による劣化も遅らせる事ができます。

狛犬

金剛力士像の大きさと知名度に隠れて、狛犬はあまり注目されませんがちゃんといます。

現存する日本最古の石像の狛犬だそうです。約800年前に作られたものです。

また東大寺の狛犬は2体とも口を開けているのが特徴です。

基本情報
【拝観料】
不要です。また、24時間拝観できます。
 
【アクセス】
近鉄奈良駅から徒歩20分
JR奈良駅から徒歩30分
市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分

まとめ

東大寺南大門は金剛力士像だけでなく、建築様式もちょっと変わった作りをしているところが見どころです。

日本に現存する石造で最古の狛犬も見ることができます。

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